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2008年6月 6日 (金)

Davis 600k(後編)

前編はココです.

○PC5-PC6(376km地点):
9:40頃に再出発.距離調整のためのループを再び回ったら,さぁ,あとは戻るだけ(と強がってみる).次のPCのTobin Resortまでほぼ下りのはず.ところが..

強烈な向かい風の始まりでした.その分往路で楽したはずなので仕方ないですが,気温が上がると共に風が強まってる気がして,損している(笑)気がします.下りでも漕がないと進まず嫌になって来ます.渓谷の景色が綺麗なのがせめてもの救いです.

Frc1 Frc2

膝も痛みもあるので,酷くならないようにいたわりつつ走るのみ.気温も上がって暑くなってきました.お昼12:00ちょうどにPC6到着.

Pc6

スイカ,ブドウなどフルーツとトマトジュースをもらって,軽くビスケットをかじる程度.再び寝転がって足を持ち上げ,青空を眺めて休んでいたら,気持ちよくて10分ほど寝てしまいました.

Pc6watermelon

○PC6-PC7(430km地点):
再び単独で出発.相変わらずの向かい風の中,渓谷沿いの道をさらにしばらく走ります.対岸のUnion Pacific鉄道は単線らしく,対向列車の通過待ちで長い貨物列車が止まってます.退屈しのぎにサイコンを使って長さを概算で測定したら,0.7mile(1.1km)以上ありました.

Unionpacificrailway

いよいよJarbo Gapという峠越え.気温もグングンあがって30℃近いです.このあたりからお尻がヒリヒリ痛くなってきて,膝の痛みと二重苦.お尻の筋肉が痛いというのはこれまでもありましたが,ヒリヒリ痛くなったのは初めて.理由はよく分からず.

Jarbo Gapの頂上手前から「ジャーキーあります」的な看板がいくつも.ようやく頂上についたら,beef, buffalo, など数種類のジャーキーを売ってるみたい.かなり発汗してるはずで,塩辛いものが食べたくて,思わず立ち寄りそうになりましたが,我慢して先を急ぎます.この後のコントロールで,何人か「ジャーキーの看板を見たか?」と話題にしていました(笑). みんな考えることは一緒です.

峠を下りきって平地に入ったら,さらに強烈な向かい風.延々と続く平地なので,全く遮るものがなく,ひとときも休まる事無く,吹きつけます.まだ200km以上あるのに気が遠くなりそう.. さらに,アスファルトの路面が荒れていて,お尻の痛みに効きます.膝も痛いし,眠くなってくるし,一番辛い区間でした.16:00前にPC7に到着.

Headwind

PC7は行きにも止まったモーテル.ここのボランティアの方が特に親切でした.パンにチリビーンズみたいなの(名前忘れた ※ "sloppy joe" でした.正しくはトマト味です.)を乗せたのを作ってもらって頂きます.この後ゴールまでの170km,まともな補給場所は無いよ,と言われたので,「じゃぁもう1つお願いします」と2個も頂きました.塩辛いものなら食べられます.

予定通りドロップバッグを受け取り,シャワーを浴びて新しいウェアに交換.すでに眠気は飛んでましたが,この先まだ夜にかけて170kmもあるので,ここで1時間ほど仮眠を取ることにしました.ボランティアの方が起こしてくれるというので「午後5時に起こして下さい」とお願いし,自分でも携帯のタイマーをセットしてひと眠り.やっぱり足を上にして寝ます.寝ころんだらすぐに深い眠りに落ちました.

1時間後,すっきり目が覚めました.かなりリフレッシュしました.

さっきのボランティアの方が,同時に出発しそうな人がいるから一緒に行くか?と教えて下さったので,ご一緒させていただくことに.SFRでもご一緒したWillyさんとJimさんでした.

○PC7-PC8(488km地点):

夜に備え,バッテリーを交換したり,水を補給したり,いろいろ再出発の準備をしているうちにあっという間に時間が過ぎて,17:40頃に再出発.相変わらず風がキツイので3人で先頭交代しながら進みます.膝とお尻の痛みは相変わらず.荒い路面の区間も多く,スピードは出ないは,お尻は痛いわ,なかなかきついです.それでも3人で走ってると,話をしたりして気が紛れて助かります.

19:40頃にPC8のミニマートに到着.水,コーラ,ビーフジャーキ(さっきのジャーキーの看板のせいです)を買っただけ.無人コントロールなのでレシートを確保.Jimさん,Willyさんは,冷たいチョコミルクを飲んでました.ちょっと頂いたら旨かった.元気が出るそうです.次回は是非買います.

Pc8

○PC8-Goal:
20時過ぎに出発.いよいよ最後の112km区間.2箇所のInformation Controlがあるだけで,全く補給出来るところはありません.

綺麗な夕焼けの中を走りますが,日が暮れても向かい風は相変わらず.そのうち日もとっぷり暮れて,真っ暗な中,最初のInfo Controlに到着.「double arrow(道路標識)の下にある反射ポールの数は?」というのが質問.ポールの数を数え,念のため写真に収め,ブルベカードに書き込みます.

最初のInfo Controlを過ぎると行きに悪路で苦しんだ川沿いの区間.真っ暗で道路の穴がよく見えず,少々眠くてボッとしてたのもあって,思いっきり穴をヒット.その時は何ともなかったのですが,数マイル走ったところで,前輪が変な感じ.パンクでした.. WillyさんとJimさんに「パンクした」と言うと,待ってくれるみたい.うー,助かった.なにしろ本当に真っ暗な区間なので心強いです.さっき穴をヒットした時のスネークバイトだと思われ,さっさとチューブ交換し再出発.

再び悪路を走ります.10マイルほど行ったら,また何か前輪が変な感じ.おそるおそる止まってチェックすると,パンクでした.. さっきのチューブ交換を失敗したのかなぁ.. 再びWillyさん,Jimさんに「パンクしました..」と告げると,今度も親切に待ってくれるみたい.二人とも眠いし,気温が下がって寒くなって来たし,先を急ぎたいはずなのに,頭が下がります.今回は原因が分からず,非常にスローなパンクなので,チューブの穴の場所も分からない.念のため,タイヤの内側を全周チェックすると,尖ったものが指に触れました.よーく見ると,尖った木くずが針のようになって刺さってました.おそらく,さっきのパンクもスネークバイトではなく,これが原因だったのでしょう.1回目の交換でチェックしなかった私のミスでした.申し訳ない.

再出発.この辺りは川が近いからか,蛇がやたらと多く,さらに,アライグマ,ウサギも道を横切ります.眠気でぼーっとしている所を,放し飼いの犬に追っかけられたりして目を覚ましたりし(笑),ようやく川沿いの悪路区間を脱出.

再び田畑地帯を抜けて,2つ目のInfo Controlに到着.「飛行機クラブの入り口の壁にある碑に書かれている名前のうち,一番最後のものは何?」というのが質問.念のため碑を写真に収め,名前をブルベカードに記載.

さあ,いよいよ最後の30km区間.もう這ってでもゴールできるので,あとは事故なく走り切るだけ.Willyさんと,今後の予定とかいろいろ話ながらノンビリ進みます.話をしてないと,あまりに真っ暗で感覚が麻痺して,寝てるんだか起きてるんだか分からなくなってきます.

で,最後はDavisの市街地をちょっとかすめて走り,ゴール地点が見えてきた時には思わず歓声が出ました.私の時計で2:00amすぎに到着.正式ゴール時間は1:58am.タイムはギリギリ30時間を切り,29時間58分でした.

一緒にゴールしたWillyさん,Jimさんとは握手で別れ,ボランティアの方にも礼を告げて帰路につきました.

帰りの車を運転しながら,1月からの長いブルベシリーズ(200k x 2, 300k x 3, 400k x 1)を振り返り,じわじわと喜びが沸いてきました.最初のSan Francisco Randonneurの200k, 300kの時は,補給食がなかなか口に合わなかったりして,「600kなんてとても無理」と思いましたが,慣れるものです.昨年は渡米のバタバタでSRを逃し,2年かかってのSR獲得となりました.嬉しいです.

走行距離: 375.20mile(600.32km)
平均時速: 15.1mile/h(24.16km/h)
消費カロリー: 10537kal

私のSRへの道 <- 大げさ
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2/03/2007 AJ神奈川       200k  9h37m
2/24/2007 AJ埼玉     300k 15h37m
3/24/2007 AJ千葉     400k 22h30m
6/02/2007 AJ神奈川    400k 22h00m
1/30/2008 San Francisco  200k  9h44m
3/01/2008 San Francisco  300k 15h17m
3/22/2008 Santa Cruz     200k  7h31m
3/29/2008 Davis           300k 12h20m
4/19/2008 Santa Cruz   300k 13h55m
4/26/2008 Davis      400k 17h18m
5/31/2008 Davis      600k 29h58m
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私と同じく初の600k挑戦で完走されたAaronさんのビデオです:

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コメント

お久しぶりです。
同じ頃別な地域で600km走っていましたが、早いですねぇ~♪私は3時間モーテルでゆっくり寝て38時間かけて走りました。Gold Rush 1200は参加されるんですか?4年に1度の開催なのでできれば来年走りたいと考えています。それではまた。

投稿: ntoshiyuki_jp | 2008年6月 6日 (金) 06時19分

ntoshiyuki_jpさん,
たぶんコースが楽なのだと思いますよ(私には楽ではないですが).少なくとも例年のDavis600kより楽なコースだそうです.
Gold Rush 1200はまだ現実感がありません. 来年もSRを取るなんて出来るかなぁ.家から2時間のDavisで1200kが開催されるなんて,チャンスではあるのですが..


投稿: sagano | 2008年6月 6日 (金) 18時20分

お疲れさまでした。&おめでとうございます。

ドロップバッグのあるブルベは想像できません。やっぱり日本はコンビニで恵まれているのだと改めて感じました。
色々と苦労も多いだろうに、楽しんでいる感じが伝わります。


で、1週間で取るやつはいつ実験しますか?(笑)

投稿: tictac | 2008年6月 8日 (日) 23時40分

tictacさん,
ありがとうございます!
Davisはサポートが充実していて,ここ以外だったら600k走り切れたかどうか自信ありません.ドロップバッグのおかげで,着替えが出来るのはちょっとズルイような気もしてます.
brevet weekてやつですね?「実験」に笑いました.今年はあるのかな?ていうか絶対に無理ですケド(笑).

投稿: sagano | 2008年6月 9日 (月) 08時40分

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