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2009年3月

2009年3月30日 (月)

Solvang Double Century Ride

初のダブルセンチュリーライドを走ってきました.コースはここ.

前日の金曜日夕方にスタート地点のBuellton入り.スタート兼ゴール地点のMarriotで受付を済ませ,ゼッケンとキューシートを受け取っておきます.キューシートは事前公開しない,という事だったので,「きっとコース上にマークがあるか,非常に簡単で事前公開の必要も無いんだろう」と勝手に思ってました.が,受け取ったキューシートはかなり複雑.しかもコース上に全くマークは無いらしい.GPSは家に置いてきたし,キューシートを収めるケースも持って来て無い.慌てて事務クリップを買いに行き,シマノユーザが使うあの方法でシフトブレーキにクリップ.準備不足でした.パソコンも持参しておらず,iPhoneのGoogle Mapをひたすらスクロールしてコース勉強.コースを仮想で4周回してなんとか頭に叩き込みました.

スタート時間は5am-7:30amの間で自由に選べ,ゴールの足きり時刻は22pm. つまり5amに出発すれば17時間走れます.6:30amを過ぎれば夜間装備なしでスタート可能(日没後は再び夜間走行ルールが適用されますが).また,タイムを公式に計りたい方は7:30amの集団スタートを選ぶ必要があるとの事.ただし,集団スタートは10時間切りを目指す人向け,という目安だそうです.私は1ヶ月前の300kmブルベのペースを当てはめると15時間近くかかってしまうので,6時過ぎには出る事にします.

当日は朝5時に起き,6時前にモーテルを出発.スタート地点では簡単な車検&装備検査があって,ゼッケンにサインしてもらうだけ.まだ暗い中を6:10amにスタート.

- Start-CP1(41.5mile地点):
たまたまスタートが同時になったご夫婦らしき方と一緒にHwy246を西へ.Solvangは夜明け前に通過.コペンハーゲン風の町並み,というのが何となく分かりました.Solvangを過ぎるとすぐにワイナリーのある丘陵地帯.このあたりが全コースの最南端で,北に進路を取ります.

Foxen Canyon Rd

いくつかグループを抜いたものの,平均時速は15mphほどでノンビリと一人旅. 今日は北西の風なので向かい風になってきました.

CP1まで15mileほどのところで,後ろから高速列車が通過.向かい風が強かったので飛び乗りますが,これが速い速い.向かい風でも20mph(32km/h)平均くらいでガンガン飛ばし,一気にCP1到着.軽くバナナとプレッツェルを補給.

Water station

- CP1-CP2(86.7mile地点):
CP1でさっきの列車を見失い,一人でスタート.やっぱり向かい風の一人は厳しいな,と思っていると, コースを間違ったのか脇道から集団が現れました.向かい風がきつので,とりあえずこの列車に乗ることにします.よく見ると先頭から,PBPジャージ,  Triple Crown Stage Race Finisherジャージ2名(ともに女性).これは付いていくのをやめたほうが賢明かも. ちなみにTriple Crown Stage Race Finisherとはカリフォルニアのダブルセンチュリーの中でも極めつけにキツイ3つ("3days, 600miles, 45000+ft")を1年に完走した方に与えられる称号.

bullet train

予想通り... すぐにスピードはグングンあがって,向かい風の中を20-25mphで巡航.

24mphで巡航中... 向かい風でこれはあり得ン.
Cruising at high speed..

私も順番が来れば先頭を引きますが,ヘタって左から抜かれる始末(注:普通は左に逸れて右から抜いてもらう).特に女性2名の強いこと強いこと.この二人が先頭に出るとスピードが2-3mph上がります.何度も千切れそうになるのを何とかこらえてCP2到着.ここでもバナナと軽いスナックのみ.

CP2: Islay Hills Park

- CP2-CP3(118.5mile):
ここから再び一人旅,のつもりが,さっきの列車のグループと何となくスタートが同時になり,再びご一緒します.Hwy1に乗ってMorro Bayまで行きます.このあたりから無理がたたって足が動かなくなって来ました.まだ100mile以上あるので足をセーブしておきたいところですが,たまに先頭を引く時はそうも言っておられず限界まで頑張ります.こんなんじゃ最後まで持つ訳ありません.でもHwy1は強烈な向かい風,ここで千切れるよりは付いていった方がマシと,必死で付いていきます.疲れてくる私の足とは逆に,集団はますますスピードを上げて,時折,目を疑う29mph(時速46km/h)を記録.平地の向かい風の中ですよ.この集団が抜かれることは一度も無く,ひたすら先行集団を抜いたり吸収したりして進みます.

Hwy1を降りてMorro Bay到着.コース上の最北地点.ここでゼッケンにマークをもらいます.

Morro Rock

Morro Bayからは北西からの追い風だから列車を降りよう,と思っていましたが,どうもそうではない.地形のせいなのか,なぜか向かい風.うーむ.私の乗っている特急列車は先行グループを吸収してMorro BayからCP3の間は15名はいるかという大集団に発展.私はもう足がボロボロだったので人数が増えて先頭交代も減って楽させてもらいました.ほぼ千切れかかった状態でCP3到着.

CP3でここまでご一緒したPBPジャージの方,Triple Crown Stage Raceの女性の方とご挨拶.これ以上このペースを続けるとゴールが危ういので,ここでお別れする事にします.いい勉強させてもらいました.

CP3は昼食ポイント.大量にSubwayのサンドイッチが用意されていました.

Subway subs for Lunch (at CP3)

- CP3-CP4(147.3mile地点)
さて,正気に戻って(笑),のんびりと一人旅.このままペースを15mphに落としても,ここまでの貯金で12時間でゴール出来そう.足がもうホントに全然言うことをきかないので,のそのそと走ります.追い風期待でしたが,むしろ向かい風気味なのが厳しい.Sycamoreの温泉の前を過ぎたあたりでGoogleジャージの方とランデブー.しばらく行ってShell Beachというところで後ろから4名ほどの集団到着.二人で飛び乗ります.この集団も結構速くて20mph巡航くらい.足にはキツイですが,まだ向かい風も多いので何とか付いてきます.千切れそうになったり,追いついたり,と先頭を引くこともなく,ただギリギリ付いていくという感じで走ってましたが,Hwy1の畑地帯の下りで,踏み倒している集団にとうとうついて行けなくなって完全に千切れました...

とうとう向かい風を一人旅.Guadalupeの市街に入ってすぐにCP4に付くはずが,数ブロック行き過ぎるコースミス.すぐに気付いて復帰.CP4に到着.さきほどのPBPな方達のいる列車がスタートする所でした.

CP4では足の疲労回復のため,バナナを食べつつ,足を持ち上げて寝そべって休息.昨年の600kmの時は,CP毎にこまめにこれをやって足を温存したのですが,今日はもう足が動きません.

-CP4-CP5(176.8km):
一人旅.この区間は道路が真西に向く部分が長くあり,そこでは追い風になり助けられます.タンデムのご夫婦,Furnance Creek 508 Finisherジャージのご夫婦などに抜かれますが,付いていく元気もなく,ひたすらくるくると回すのみ.特にHwy135は長かったです..

Lone long way to CP5 (Hwy 135)

Los AlamosのCP5到着.ここでSan Francisco Randonneurでよくお会いするKenさんの赤い固定ギアバイクを発見.「おー!」と思っていたらご本人登場.写真を撮ってたら「バイク交換しようか?」ってそれは無理! 来週のSFR400kmもこれで出るとか.信じられません.「どこでもコレで走るよ」と言って颯爽と去って行きました.

Ken's fixie bike (at CP5)

キューシートをよく見ると,このダブルセンチュリーは実は200mileは無くて192.7mile. ということは後16mileほど!「もう押してもゴール出来るな」という気になってきます.トマトジュースとコーラを補給しただけで再出発.

-CP5-ゴール
あと16mileと喜んだのもつかの間,キューシートにDrum Canyon Roadの名前.Canyon Rdってのはほぼ間違いなく登りです.市街を出ると,案の定,登り区間の始まり.サイコンを標高に切り替えると5-10%が延々と続きます.最高で13%という所も.疲れ切った足には拷問のよう.CP3-4の区間でご一緒したGoogleジャージの方と一緒になって峠を通過.

下りは追い風でしたが,路面が悲惨.自転車が空中分解しそうな超ガタガタの道.アスファルトが割れてる事は言うに及ばず,割れてない区間でも表面の細かい凹凸が激しくペダルの上の足が痺れる感じ.自転車がぶっ壊れない事を祈りつつHwy246まで一気に下り.

Hwy246を左折すれば,ゴールのBuelltonまで一直線.しかも真西を向いてるので完璧な追い風.Buelltonの街に入り,ゴールのホテルへ曲がるところで,CP5を先に出たKenさんと合流.Googleジャージの方と3名でゴール!

タイムは11時間35分でした.あの列車に乗らなかったらこのタイムはあり得なかったです.

Finish!

ゴールのチェックインの列で,前の方はタイムを計測していたそうで,10時間5分!超人です.でもCP1-CP3で一緒だったグループの方達ならそれくらいのタイムな気がします.私は完全オーバーペースで,後半100mileはとにかく疲れました.次回ダブルセンチュリーをやるときは13-14時間くらいを目標に行きたいと思います.

初のダブルセンチュリーでしたが,このSolvangに関してはコース上にマークがある訳ではなく,キューシートを頼りにナビゲートするので300kmブルベに似てると思います.ブルベに比べてCPが沢山あって,補給がしっかりしているので軽装備で走れました.ブルベだと超高速集団をスタート地点で見失うので,その走りを知る事は無かったのですが,今回は彼らは7:30amの後方スタートで,追い抜かれていく感じだったので,その走りの一端を垣間見ることが出来ました(というかもう堪能してヘロヘロになりました).

走行距離: 190mile (304km)
平均速度: 18.0mph (28.8km/h)
心拍(avg/max): 151/182bpm
消費カロリー: 5580kcal
獲得標高: 6640ft(2023m)

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2009年3月26日 (木)

Russian River 300km ブルベ

1ヶ月以上前の事で,途中まで書いてほったらかしにしていた記事ですが..

2/21にSan Francisco Randonneursの300kmブルベに行ってきました.San FranciscoからPetaluma→Santa Rosa→Healdsburgまで北上,Russian River沿いにワイナリーの中を走って太平洋岸に出て戻るループ(コースはここ). 昨年走って景色が良かったので楽しみにしてました.タイムは13h55m. 昨年より1時間以上短縮ですが,非常に疲れました.

-*-*-

前日の金曜夜.天気予報をみると雨の可能性があり,BMCはやめて荷物が積みやすいTrekに変更.このところの睡眠不足を解消したかったのに,結局寝られたのは12時.

当日は朝3時に起床.3時間しか寝てないけど寝覚めは良好.4時過ぎに家を出て車で会場へ.受付を済ませ5:20頃には準備万端.スタートは6:00なので15分ほど寝ようと車の中で横になったら気を失いました.

はっと目を覚ますと回りに誰もいません.時計を見たら5:48.まずーい.慌ててスタート地点のG.G. Bridgeのたもとへ.

5:54am, pre-ride meeting

すでにpre-ride meetingが始まってます.70名くらいいるでしょうか.コース上の注意がいくつかと,ゴール時に雨だとゴールを雨やどり出来る所に変更するという話し.主催のRobさんが"But, chances are.."というと,みんな口々に"no rain! no rain!"の大合唱.雨なんて平気な強者揃いだと思ってましたが,意外と雨,嫌いなんですね.

6:00am. Robさんの"Ride safely. Go."の声で出発!

Fairfaxまでは集団に居ましたが,いつも通りSir Francis Durakeの下りで千切られ,一旦一人旅.眠くなってきてぼーっと走ってたら,列車がやってきたので,それに付いて走って,昨年と同じ場所にあったSecret Control 到着.

昨秋のMarin Centuryでも走ったPt. Reyes-Petaluma Rdの峠を越えてPetalumaへ到着.

CTRL1(80km地点)のSafewayでは軽く休息.眠いのでスタバでコーヒーも飲みました.

再び一人旅.猛烈に眠くなってきて目を開けてるのがやっと.マスタードの花が綺麗なので,眠気醒ましに停まって写真を撮ってたら,Jackさん,Carlosさんの二名がやって来たのでくっついていきます.話しながら一緒に走り始めたら,眠気が飛び,助かりました.

綺麗なマスタードの花:

Petaluma Hill Rd towards Santa Rosa

Santa Rosaのダウンタウン通過.鏡のような窓に映ってるのが私とCalrosさん.

Santa Rosa Downtown

たぶんアーモンドの花.色,形は桜みたいです.

Old Redwood Hwy

CTRL2(131km地点)のHealdsburgのSafeway到着.サンドイッチとスープで昼食.昨年と同じ方に同じタイミングで遭遇.あとで調べたら昨年と同じスープを飲んでたようです.

My lunch at CTRL3 (Healdsburg Safeway)

Calrosさんより先に食べ終わってたので,急かせても悪いな,と思って「先いってます」とは言ったものの,眠気醒ましにスタバでダブルエスプレッソなぞを飲んでたら,結局出発は同時になりました.そしてこれが大正解でした.

ここから太平洋岸までの道はワイナリーが続く道で,この300kmコースでは一番綺麗な区間.が,あまり楽しむ余裕は無く,左足はふくらはぎが今にも痙攣しそうで,右は太ももが痙攣しそう.騙しだまし回し続けます.

やっと半分の150km地点に達した頃には,腰から下はいたるところが痛く,これでゴールまで持つのか不安な状態.それでも二人だと話をして気を紛らわせる事が出来てなんとかかんとか太平洋まで到着.

海岸沿いのHwy1を南下.ここも景色が綺麗な所.

Pacific coast

CTRL3(195km地点)のBodega Bay到着.痙攣寸前の足にちょっとは効くかとトマトジュースを補給.

V8!

CTRL4: Bodega Bay General Store

CTRL3-CTRL4の区間はあまり記憶無し(笑).37kmの最短区間なのに非常に長く感じました.

CTRL4(232km地点)のMarshall Storeではいつも通りクラムチャウダーで休息.足はもう棒で,相変わらずちょっと力を入れれば痙攣する状態ですが,なんとか回し続ければゴール出来る気がしてきました.みんなで「結局,雨降らなそうだね」と話しているとCalorsさんが「しーっ!(言っちゃダメ!)」と.言うとお天気の神様が「調子乗るな」と雨を降らせるという事でしょうか.このあたりの感覚は世界共通なんだなぁと妙に感心.

CTRL4からは1月の200kmブルベでも走った道.余裕も出てきました.Nicasio Valleyあたりでとっぷりと日が暮れてナイトラン.パラパラっと雨が来て「とうとう来たか」と思ったらすぐに止みました.Nicacio Valleyは漆黒の闇.今回,前照灯1個だったのですが,Nicasio ValleyからSir Francis Durakeへの下りは暗すぎて恐怖.次回からはちゃんと2灯持ちます.

Sir Francis Durakeの登りを超え,いよいよFarifax到着.もう這ってでもゴール出来ます.Calrosさんも私も,口には出しませんが,8pmゴール(14hr)を若干意識し始めます.話しながら走りつつも少しペースアップ.Mill Valleyを過ぎてbike pathから出たところで,Santa Rosa手前ではぐれたJackさんとそのご一行に遭遇.5名ほどの列車に連結してもらって一気にスピードアップ.

Sausalitoを抜けたら,San Franciscoの見事な夜景が見えてきました.とうとう帰ってきたよ..

夜景を眺めつつ,G.G. Bridgeを半分ほど渡ったところで再びパラパラと雨.8pmにギリギリ間に合って,7:55pm (13h55m)でゴール!もうぐったり.

Santa Rosaからずっとご一緒いただいたCalrosさんに大感謝.一人だったらどうなっていた事か.昨年も同じような感じでしたが,まだ400km, 600kmを走れる気がしません.

走行距離: 189.5mile
平均速度: 15.4mile/h
心拍(avg/max): 148/231(?)bpm
獲得標高: 7900ft (SFRページより)
消費カロリー: 6484kcal

-*-*-

このブルベの後から忙しさがピークに達し,週末も自転車に乗るどころか寝る時間も無い状態で走行距離はゼロ行進.  ブルベを走る時間もなく,Santa Cruz Randonneurの200km, 300kmはDNS.その間,世の中は夏時間になってるし,すっかり春らしく変わっていました.

やっとまともな生活にもどり,ほっとしてカレンダーを見れば,今週末はSolvangのダブルセンチュリーライド!  天気は抜群に良さそうですが,完走出来るんでしょうか〜.

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