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2011年5月12日 (木)

Devil Mountain Double: Whipping the Devil (前編)

(昨年10月以来,半年ぶりの更新.自転車には以前にも増して乗ってます)

4/29(Sat)にDevil Mountain Double Century(DMD)に参加.このダブルセンチュリーは,獲得標高が20000ft超(6100m超)と際立って大きく,カリフォルニアで(おそらく北米全体でも),最も過酷なダブルの1つ.SF Bay Areaで最も標高が高い2つの山,Mt. Diablo(Elev. 3817ft=1163m)と,Mt. Hamilton(Elev. 4209ft=1282m)を登り,激坂Sierra Rdを含むルート.

ルート: http://ridewithgps.com/routes/392419

Devil Mountain Doubleの名はMt. Diabloからスタート事におそらく由来.このダブルをやっつける事を,"Whip the Devil"と呼ぶらしい.どうやら欧米では,Devilはムチを持ってるイメージらしく(フォークだと思ってたが),逆にDevilをムチ打ってやるという事か.

その存在を知って以来,「いつかは」と思って来た念願のダブル.昨年,「完走は無理でも出てみるか」と思ったものの,出張と重なり断念.昨年のEverest Challenge(2日で29035ft登るステージレース)の完走で,少々自信をつけ,いよいよ挑戦.

これまで,私の1日の最大獲得標高は約16000ft(約4900m).過去,一番厳しかったダブルは,2年前に走ったTerrible Twoですが,その獲得標高が16000ft.これ以上の標高差は練習でさえ走ったことのない未体験ゾーン.DMDはそれにさらに4000ftの追加.近所でいうと,Page Millの登りのちょうど2本分(和田峠3.3本分)の追加.ちょっと考えたくもない感じ.

ただ,Terrible Twoと違い,Cutoff時間がそれほど厳しくないのが救い.2箇所あるCutoffのうち,厳しいのは1つ目で,「スタート8時間後(13:00)までにRest Stop#3を出発する事」というもの.Rest Stop #3までが獲得標高10000ft(3048m),距離91mile(146km).Terrible Twoのように「慌てて走る」というほどではなさそう.

このCutoffさえ超えれば,走り続けさえすればゴール可能.最後のRest Stopに至っては,「最終ライダーが通過するまでオープンしつづける」というありがたいサポート.その時間まで付き合うボランティアの方には本当に頭が下がります.過去には25時間10分かかってゴールした人もいるそうです.

正月明けからDMDを意識して練習してきたものの,獲得標高16000ft/日どころか,13000ft/日程度のを3回,10000ft/日を2回やっただけ.しかも,3月は雨が多くてほとんど乗ってないというていたらくで,大変心細い状況.こんな甘い準備で完走できるんかいな.

-*-*- 

前日夜,10時過ぎにスタート地点のSan RamonのMarriottホテルへチェックイン.11時前には就寝.

当日は3時起床.4時にホテルのカンファレンスルームに行ってビブ番号,キューシートを受け取り,スタートのサインイン.部屋に戻ってビブ番号をつけ,少し落ち着いてから,4時半にスタート地点であるホテル正面玄関へ.

DMD Start

ブルベの所属クラブ,San Francisco Randonneurs(SFR)からも沢山走るということなので,私もSFRのジャージを着てます.

Img_0297(Photo by Brian Chun)

レースディレクターのScottさんによるPre-ride meeting.

Pre-ride meeting

Meetingの最後にmoment of silence.昨年,このDMDの途中に心臓発作で亡くなられた,Selle-AnatomicaのTom Miltonさん,先日のSan Diegoの600kmブルベ中に引き逃げ事故に遭って亡くなられたJim Swarzmanさんに黙祷を捧げます.

Jim Stwartzmanさんは著名なウルトラサイクリスト.轢逃げ犯人(既に逮捕された)は過去にも自転車乗りをひき殺した事のある人物で,故意にやったという疑いさえあり.一緒に走っていたフィアンセの目の前の事故で,あまりにも痛ましい.Tom Miltonさんとは,昨年3月のSan Francisco 400kmブルベで,後半の200kmをご一緒した事があり,そのすぐ後の訃報だったので大変ショックでした.日本にも長く住んでおられ,その頃の話を聞いたのを思い出します.. 

そして5:03am. いよいよスタート.

後編につづく

 

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コメント

Tomさんには2008年のPCHR200で引いてもらいました。訃報のあと、会社はどうなるんだろうと思っていたのですが(日本のショップは手を引いちゃってるみたいで入手できません・・・)、お姉さんが継がれて再出発とのこと。

Jimさんの事故は場所もなにもかも身近すぎていまだに気がふさぎます。フィアンセの女性は非常にかわいい(年上ですが)方でいろんなブルベでご一緒させていただきました。最後はGRRだったかなあ・・・。

日本より西海岸の方が走りやすいと常々思うのですが、案外死亡事故が多いですよね。昨日もVenturaでハマーがサイクリストをはねまくって一人死亡だそうです・・・。

投稿: さとう◎ | 2011年5月13日 (金) 00時22分

さとう◎さん,
半年も放置していて,まだ読んで下さってる方がいて感謝です.
Sella-Anatomica, 継続してよかったです.私もTomさんに会ったのがきっかけでサドルを買って,今年のブルベは尻痛から完全開放です.
Jimさんは身近な方だったのですね.. ここ1年ほど,死亡事故が多くてちょっと恐ろしいです. Venturaのはドライバーが飲酒酩酊で,連続3つのhit-and-runをやったとか.CAの方が走りやすいと感じますが,常軌を逸したドライバーの話もよく聞きます..

投稿: sagano | 2011年5月17日 (火) 21時59分

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