2011年5月12日 (木)

Devil Mountain Double: Whipping the Devil (後編)

(前編はここ)

Start-RS#1, Mt. Diablo Summit (Mile19.6/31.5km地点)

5:03am. まだ暗い中,San RamonのMarriottをスタート.風が結構強いのに気づく.路肩には折れた大きな木の枝が散乱.ふと見上げるとMt. Diabloの上,東の空に新月になる寸前の細い月が出てます.

ぴったり30分でMt. Diablo Scenic Driveに到着.登りの始まり.

South Gateまでは,南側斜面を巻いて登る見晴らしのいい道.見上げると,かなり先にテールライトの列.振り返れば,白いフロントライトの列が連なってます.どうやら2番手集団の先頭あたりにいるらしい.先はまだ長いので,ペースを抑えないと.

South Gateを超えると,吹き飛ばされそうな強風.私と同じBMC SLC01の白に乗っている方に遭遇.Williamという.LAからわざわざ来たらしい.私と同じくDMD初挑戦.しばらく彼と話をしながら走り,6:51amにMt. Diablo頂上のRest Stop #1に到達.麓から1h20mほどかかった計算.

Mt. Diablo summit

Rob

このRSでボランティアをしていた,San Francisco RandonneursのRBAであるRobさんに"Masa!"と声をかけられる.RBAという大仕事しつつ,さらに様々なライドのボランティアをされていて,本当に頭が下がります.登りの最後から少し空腹を感じていたので,バナナ,オレンジ,ベーグル等食べられるだけ詰め込んで,5分ほどで出発.

RS#1-RS#2, Morgan Territory (Mile51.8/31.5km地点)

強風にハンドルを取られないよう,慎重に下ってNorth Gateへ.北東の風なので,Claytonまでは向かい風,その先は追い風でペースを上げる.Mt. Tamの裏側,Morgan Territoryを調子よく登っていると,後ろから大音量の音楽.振り返るとSAGカー.景気付けに音楽を流してくれてるらしい.気が紛れて嬉しい.

8:55amにRS2到着.

Rest Stop #2, Morgan Territory (Mile 51.8)

RS#2-RS#3, Mines Rd (Mile90.9/146km地点)

この先は"Plunge"と呼ばれる急激な下り.見晴らしのいい緑の牧草地の山を一気に下る絶景区間.それを超えると,Livermoreの市街の格子状の道.東を向けば向かい風,南を向けば追い風.追い風区間は24mphほど出て気分良い.2-3名で編隊を組んで,Alamonto Pass通過.

Livermoreのほぼ東端に達し,ルートが南西方向に向きを変えるMidway Rdで,SF RandonneursのVidasに遭遇.昨年の600kmの往路,彼に無理して付いて行って,後半ボロボロになってしまった経験あり.しばらく喋りながら一緒に走っていると「今日はどんなペースでいくの?」と聞かれる.「完走することが目標で,計算では18-19時間くらいかなぁ」と言うと,

「まさか.このペースなら16時間切るよ.」とVidas.

「それは無理.飛ばしすぎてるのかも」

彼は2008年, 2009年と過去2回完走していて,それぞれ17時間台,16時間台.今回は16時間切りが目標らしい.絶対に付いて行けないと思うので,ペース合わなかったら置いていってね,と言ってとりあえず一緒に走る.

Patterson Passへ. 「あれ,もう終わり?」と思った次の瞬間,目の前に広がるこの風景.

"Oh-my-Gosh" summit

通称"Oh-My-Gosh" Summit.

今日はこの辺りは,Wente Road Raceという別の自転車ロードレースも開催されていて,ところどころコースが交錯.Road Raceの交通整理をやっているボランティアから,Vidasと私が,DMDの16, 17番目の通過者と教えてもらう.ちょっとマズイ.「そんなに急いでどうする?」

とはいえ,本当に速い人は我々より1時間後にスタートし,そろそろ追いついてくるはずなんで,16, 17番目というのは本当のランキングとは異なる.それでも30-40番目くらいにはいるんじゃないかなぁ.

Vidasによれば,16時間台でゴールした2年前は,Patterson Passのはるか手前で,6時出発の先頭グループに抜かれていたらしく,今日はいい調子らしい.私はいよいよ心配になって来る.

RS#3に6時出発の先頭グループと同時に到着.時刻は11:17am. 彼らは自転車にまたがったままで一斉にドリンクのタンクに殺到.さっさと補給して再出発.F1のピットストップを見ている感じ.このDMDはCalifornia Triple Crownステージレース(3戦ある)の第1戦なのもあって,彼らは本気のレースをやってます.

RS#3-RS#4, Junction Cafe (Mile115.6/186.0km地点)

RS#3のCutoff(13:00)には1時間半以上余裕を残して再スタート.ここから長い登り区間.Vidasには,私がもし遅れたら,16時間切りに差し障りの無いように,そのまま行ってもらうよう言っておきます.

最初7マイルほどで一気に標高2000ftまで登って,あとはだらだらと登り,標高2900ft, 2800ftのダブルピークを超えてJunctionへ.結局VidasにdropされることなくJunction Cafeに13:10に到着.

Junction Cafeでは,好きなものを注文してOK. たまたま出来立ての照り焼きチキンバーガーがあったのでそれを食べつつ,行儀が悪いですが,足を心臓より持ち上げた姿勢で休息.

Teriyaki Chiken Burger at Junction Cafe rest stop

結局15分ほど,この日最大の休憩になり,Vidasより少し遅れて再出発.

RS#4-RS#5, Crothers Rd (Mile150.9/242.8km地点)

足上げ姿勢が効いたのか,足は新品のようにすこぶる調子が良い.一気に走って,Mt. Ham頂上への激坂区間に突入.ここから平均勾配8.3%が4.3mileの長きに渡って続く坂.15%以上が延々と続く箇所があり,次のSierra Rdと並んでDMDの最大の難所の一つ.

この坂をやっつけるコツがあるとしたら,とにかく何も考えないこと.心頭滅却すれば.. というアレ.が,この坂,道路のど真ん中にデカデカと頂上迄のマイル数がペイントされており,サイクリストを絶望の縁に叩き落としてくれます.サディストが作ったとしか思えない坂.

頂上まで残り1マイルあたりで,先に出発していたVidasを発見.ほぼ頂上で追いついて,一緒に下ります.Mt. Ham頂上通過は15:06.

RS#5は,ふもと近くのボランティアの方の家.16:09に到着.スープやカップヌードルもありましたが,Sierraに備えてぐっと我慢.

RS#5-RS#6, Suntol Train Station (Mile181.2/291.6km地点)

いよいよDMD最大の難所,Sierra Rdへ.平均勾配9.4%が3.4mile続く激坂.さら足でもイヤな坂なのに,今日はもう150mile,16000ftくらい登った後.これが最後にして最大の難所.

少し先にRS5を出ていたVidasを見失わない程度に,と思ったものの,どんどん差が広がり,ついにdropされてしまう.思った以上に厳しく,全然ペダルが回らない.

なんとか半分以上登って「やっぱSierraはバケモノ」との認識を新たにしたところで,リアのギアが何ともう1枚残ってた事に気づく.アホか!28Tがあるのに,24Tしか使ってない... 一人罰ゲームですか.

24T->28Tの差は大きく(15%くらい違うんだから!),ずいぶん楽になって,残り1/2を登り切って頂上へ.

頂上にcheck-pointがあると思ってたら,実はかなり先,下りが始まる区間の手前にありました.ヤギが飼われている,通称 "Pet-the-Goat" チェックポイント.到着は17:24,

"Pet the Goat" checkpoint

伝統に則って,私もヤギを可愛がってきました.ヤギは嫌がってる感じでしたが..

Goat and Me

ここでも,椅子に深々と腰掛け,足上げ姿勢でコーラを飲んで休んでいたら,ボランティアをしていたKenに「リラックスし過ぎ.再出発出来なくなっちゃうよ」と笑われる.

ここからさらに1時間半,Calaverasを超えて,Suntolのチェックポイントに付いたのは18:47.

最後の補給.バナナを食べて,再スタートしようとしたら,誰かが「ホットドッグ」「味噌汁」を所望してるのが聞こえた.なんと素晴らしい.私も少し落ち着いてホットドックを食べる事にしする.椅子に腰掛け,ホットドッグを食べつつ,妻に「意外と早くゴールしそう」と連絡を入れる.

RS#6-Goal, Marriott San Ramon (Mile206.0/331.5km)

最後の25マイル.Palomares RdとNorris Canyonの1000ftほどのピークを2つ超えるだけ.

スタートしてしばらくして日没を迎え,夜間装備にチェンジ.

Palomaresの途中,朝Mt. Diabloの登りであった,BMC乗りのWilliamが声をかけて抜いていった.ペースが落ちてるのか,さらに2名のライダーに抜かれる.やる気を失い気味の所,GPSのEAT(到着予想時刻)を確認すると,Vidasが言ったとおり16時間切りが可能であることを知る.俄然やる気が出てきて,さっきの2名のライダーをパス.下りで2名に抜かれ,その後抜きつ抜かれつしつつ,最後の坂へ.

2名のうちの一人,Jeoffがここから猛烈に引いてくれて,Crow Canyon Rdを駆け上がり,Norris Canyonへ.赤いテールライトが前方に揺らめき,夜間ブルベの趣.最後にJeoffが「もうBonkしたってゴール出来る」と飛び出し,私も「ここまで来たら潰れても大丈夫」と全力疾走で頂上を突破.

はやるキモチを押さえて,一気にSan Ramonへ下り,Marriottが見えてきた時には,ちょっとぐっと来る物がありました.

そして..

ゴールは20:44. 公式タイムは15時間41分.念願のDMD完走.16時間切りには我ながらびっくり.

私のGPSで総獲得標高は20753ft(6325m)でした.

ゴールにはVidasもいて,これまた伝統のラザニアを食べつつ今日を振り返ります.

Rider's dinner at the finish

VidasはPet-the-Goatのチェックポイントの後,さらに調子が上がり,15時間切りの可能性もあったらしいのですが,最後の最後でパンクにあって断念したらしい.さっき引いてくれたJeoffが,Bib番号1番だったので,理由を聞いてみると,昨年のTom Miltonの心臓発作の現場に居合わせ,自分の完走を捨てて,救助に尽くした3名のライダーの一人だったようです.素晴らしいライダー達と走れたDMDでした.

いま現在出ているPreliminaryのリザルトでは,完走191名.私のタイムだとちょうど前から1/4ほどでした.よくDMDの完走時間はTerrible Twoに2時間加えたくらい,と言うらしいですが,それよりはかなり短い.この2年で少しは強くなったのだとすると嬉しいですが..

走行距離: 203.5mile
心拍(avg/max): 147/217(?) bpm
平均時速: 13.9mph
消費カロリ: 7818kcal
獲得標高(Garmin): 20753ft(6325m)

| | コメント (4) | トラックバック (1)

Devil Mountain Double: Whipping the Devil (前編)

(昨年10月以来,半年ぶりの更新.自転車には以前にも増して乗ってます)

4/29(Sat)にDevil Mountain Double Century(DMD)に参加.このダブルセンチュリーは,獲得標高が20000ft超(6100m超)と際立って大きく,カリフォルニアで(おそらく北米全体でも),最も過酷なダブルの1つ.SF Bay Areaで最も標高が高い2つの山,Mt. Diablo(Elev. 3817ft=1163m)と,Mt. Hamilton(Elev. 4209ft=1282m)を登り,激坂Sierra Rdを含むルート.

ルート: http://ridewithgps.com/routes/392419

Devil Mountain Doubleの名はMt. Diabloからスタート事におそらく由来.このダブルをやっつける事を,"Whip the Devil"と呼ぶらしい.どうやら欧米では,Devilはムチを持ってるイメージらしく(フォークだと思ってたが),逆にDevilをムチ打ってやるという事か.

その存在を知って以来,「いつかは」と思って来た念願のダブル.昨年,「完走は無理でも出てみるか」と思ったものの,出張と重なり断念.昨年のEverest Challenge(2日で29035ft登るステージレース)の完走で,少々自信をつけ,いよいよ挑戦.

これまで,私の1日の最大獲得標高は約16000ft(約4900m).過去,一番厳しかったダブルは,2年前に走ったTerrible Twoですが,その獲得標高が16000ft.これ以上の標高差は練習でさえ走ったことのない未体験ゾーン.DMDはそれにさらに4000ftの追加.近所でいうと,Page Millの登りのちょうど2本分(和田峠3.3本分)の追加.ちょっと考えたくもない感じ.

ただ,Terrible Twoと違い,Cutoff時間がそれほど厳しくないのが救い.2箇所あるCutoffのうち,厳しいのは1つ目で,「スタート8時間後(13:00)までにRest Stop#3を出発する事」というもの.Rest Stop #3までが獲得標高10000ft(3048m),距離91mile(146km).Terrible Twoのように「慌てて走る」というほどではなさそう.

このCutoffさえ超えれば,走り続けさえすればゴール可能.最後のRest Stopに至っては,「最終ライダーが通過するまでオープンしつづける」というありがたいサポート.その時間まで付き合うボランティアの方には本当に頭が下がります.過去には25時間10分かかってゴールした人もいるそうです.

正月明けからDMDを意識して練習してきたものの,獲得標高16000ft/日どころか,13000ft/日程度のを3回,10000ft/日を2回やっただけ.しかも,3月は雨が多くてほとんど乗ってないというていたらくで,大変心細い状況.こんな甘い準備で完走できるんかいな.

-*-*- 

前日夜,10時過ぎにスタート地点のSan RamonのMarriottホテルへチェックイン.11時前には就寝.

当日は3時起床.4時にホテルのカンファレンスルームに行ってビブ番号,キューシートを受け取り,スタートのサインイン.部屋に戻ってビブ番号をつけ,少し落ち着いてから,4時半にスタート地点であるホテル正面玄関へ.

DMD Start

ブルベの所属クラブ,San Francisco Randonneurs(SFR)からも沢山走るということなので,私もSFRのジャージを着てます.

Img_0297(Photo by Brian Chun)

レースディレクターのScottさんによるPre-ride meeting.

Pre-ride meeting

Meetingの最後にmoment of silence.昨年,このDMDの途中に心臓発作で亡くなられた,Selle-AnatomicaのTom Miltonさん,先日のSan Diegoの600kmブルベ中に引き逃げ事故に遭って亡くなられたJim Swarzmanさんに黙祷を捧げます.

Jim Stwartzmanさんは著名なウルトラサイクリスト.轢逃げ犯人(既に逮捕された)は過去にも自転車乗りをひき殺した事のある人物で,故意にやったという疑いさえあり.一緒に走っていたフィアンセの目の前の事故で,あまりにも痛ましい.Tom Miltonさんとは,昨年3月のSan Francisco 400kmブルベで,後半の200kmをご一緒した事があり,そのすぐ後の訃報だったので大変ショックでした.日本にも長く住んでおられ,その頃の話を聞いたのを思い出します.. 

そして5:03am. いよいよスタート.

後編につづく

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年10月15日 (金)

コロラド坂巡り: Independence Pass

4日目(9/4).  コロラド最終日.Aspenから,ロッキー山脈のContinental Divide上にある峠,Independence Pass(標高12,095ft/3,687m)まで登ります.

ルートとプロファイル: http://ridewithgps.com/routes/202036

例の本("The Complete Guide to Climbing (BY BIKE)")によると..

  • 獲得標高: 3,991ft (m)
  • 距離: 15.9mile (km)
  • 勾配(avg/max): 4.7%/8%
  • レーティング: カテゴリ1級
  • 頂上標高: 12,095ft/3,687m

同本のランキングでは,この峠は標高の高さで4位,"Most Scenic/Spectacular Climbs”の10個の中にも選ばれていました(ちなみに,標高1位はもちろんMt. Evans, 2位が2日目に登ったTrail Ridge Road.1位から11位までをコロラド州の坂が独占).

前日夜は最寄りの町のAspenに泊まりたかったですが,高級リゾート地とあって,宿泊費が驚くほど高い!そのため,車で30分ほど手前のCarbonvilleという町のDays Innに宿泊.我々夫婦にとって,宿はMotel 6が「標準」でして,Days Innは既に「高級」な部類に入ります.

さて当日.

泊まっていたDays Innのロビーで,自転車ウェアを着て朝食をとっていると,みんな「どこを走るの?」と声をかけてくれます.オートバイでロードトリップ中のライダーが非常に多い.少し話してみると,今日は私と同じくIndependence Passを越える人がほとんどのようです.

例の本が選んだスタート地点へ車で移動.雰囲気の良いAspenの市街を抜けた少し先,このSmokey Bearの看板からスタート.9:20am.

IMG_0599

最初は何の特徴もない林の中の道.どこが"Most Scenic/Spectacular Climb"なんだろう?と思ってましたが,標高を上げ,視界が開けてくると,ナルホドと思わせる景色に変化.

IMG_0601

岩場にいたマーモット二匹.ロミオとジュリエット風.

Marmots act on "Romeo and Juliet"

特別きつい坂でもないので,景色を楽しみつつ登坂.

IMG_0604

↓の写真の中央右側の灰色の山がおそらくピーク.

IMG_0616

このルートの白眉は最後に登場.湿原とその縁を巻いて登る道の景色が素晴らしい.ここ数日は岩とAlpine Tundraの景色の中を走っていたので,ひときわ綺麗に感じるのかも.

IMG_0630

IMG_0634

この最後の坂を登り切ると,あとは緩やかになってゴール.

Independence Pass, 12,095ft. 3,687m. "Continental Divide"の看板.

DSC_0420

到着は11:20am.この登りもポピュラーなサイクリングコースらしく,峠には沢山の自転車乗りがいました.反対側(西側)もなかなか景色が良いらしい.

走行距離: 15.6mile
平均速度: 7.9mph
心拍(avg/max): 142/154bpm
消費カロリー: 987kcal
獲得標高: 3740ft

-- エピローグ --

以上でコロラド坂巡りは終了.

この日は夕方までにUtahのMoabへ移動.Arches NPのDelicate Archの日没に間に合いました.

翌日はUtahのCapitol Reef NPとNevadaのBig Basin NPに寄り道.

Capitol Reef NP:

DSC_0537

Big Basin NP (Dessert view from Wheeler Peak):

Dessert View from Wheeler Peak (Great Basin NP)

最後にNevadaの砂漠の真ん中のElyという町でもう1泊してベイエリアへ帰還.

今回の旅行の全行程.実走で3,200mile(5,150km)ほどありました.


View Larger Map

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月13日 (水)

コロラド坂巡り: Mt. Evans

3日目(9/3).いよいよMt. Evansに挑戦.

Denverの西,I-70沿いの小さな町,Idaho Springsへ移動.IdahoとついてますがColorado州です.


View Larger Map

コロラド州道130号(CO130)に入ってすぐにある,Clear Creek Ranger Stationで出発準備.トイレの入り口に,自転車で登る人ための専用駐車場の案内図が張ってあるのに驚く.この駐車場(20台ほどは停められそう)では溢れるほどの人数が同時に登るという事か? こんな所を登るのはよほどのハードコアな人と思ってましたが,どうもそうでも無いらしい.パークレンジャーによれば,ここで毎年自転車レースもあるとか..

例の本でプロファイルを最終チェック中. 標高4300mの気候はちょっと想像がつかず,長袖ジャージにレッグウォーマ,それに薄手のベストとウィンドブレーカを念のため持参.

Checking the route profile in the bible, "The Complete Guide to Climbing (BY BIKE)"

コースデータ("The Complete Guide to Climbing (BY BIKE)"より):

  • 獲得標高: 6,590ft (2009m)
  • 距離: 27.8mile (44.7km)
  • 勾配(avg/max): 4.5%/10%
  • Rating: 超級
  • 頂上標高: 14,130ft (4,307m)

コース&プロファイル: http://ridewithgps.com/routes/200793

コースの俯瞰図.

Mtevansgoogleearth02

図の左上がスタートのIdaho Spring(7526ft/2294m). Clear Creek沿いを走った後,スイッチバックで標高を上げ,ほぼ中間点のEcho Lake(10600ft/3230m)に到達.ここからCO5へ右折して,スイッチバック尾根へ駆け上がり,森林限界を突破.その後は尾根伝いを走り,ほぼ富士山と同じ標高のSummit Lakeへ(12380ft/3777m).さらに標高を上げ,最後は無数のスイッチバックをこなし,頂上の14,130ft(4,307m)へと到達します.

-*-*-

朝9時.Ranger Stationから登坂開始.Mt. Evans Road "Open"となってますが,訪れた週の週末には山頂付近の5mileがクローズ.夏の限られた期間しか開いてません.

Start of the Climb (elev. 7540ft)

Echo Lakeまでは森林帯の道.Clear Creekを離れて,スイッチバックで高度を上げると,遙か彼方にMt. Evans山頂が見えてきた(下の写真の中央).

IMG_0481

1h15mほどでEcho Lakeに到着.標高10,600 ft (3,230 m).妻に落ちあって水を補給.ここに車を停めてスタートする自転車乗りも多数.

Echo Lake

Echo Lakeのすぐ先でCO5へと右折.

Turn to Mt. Evans

"North America's Highest Auto Road"の看板.荒くれ者風,のオートバイ乗り達が,「自転車で登るとはスゲエ!」的な事を言って写真を撮ってくれた.彼らはこの先でも抜き際に応援してくれたりして,見た目と違ってなかなかフレンドリー.

Continue on Mt. Evans Climb

すぐに料金所あり.自転車も$3必要.国立公園の年間パスでも入れます.

Fee Station

頂上は37F(3℃),Wind Chill 19F(-7℃)にギョッとする.大丈夫かね.

Weather forecast at the summit

スイッチバックで高度を上げ,さっきのEcho Lakeを上から見下ろすポイントに到達.このあたりで森林限界を突破.

Looking down Echo Lake

このあたりから,Alpine Tundraと灰色の砂・岩山の景色.見晴らしは最高だが,果てしなく続く登り.勾配は大した事ないけれども..

IMG_0526

DSC_0273

下の写真の中央に見えてるのがMt. Evans. 写真左から中央に向かって伸びる道は.中央あたりで右カーブして奥へ回り込んでいるらしい.Mt. Evansの山肌にズバッと斜めに切里込まれた道も見えるが,あれに繋がってるということか... ここまで先が見通せるのはちょっと萎える.

IMG_0535

その「右カーブして奥へ回り込んでる所」にあったのがSummit Lake.標高12380ft/3773m. ほぼ富士山山頂と同じ標高.この時点で12:15pm.

IMG_0550

これまでの乾燥しきった景色から打って変わって,湖と湿地帯が広がっていて,その落差からか非常に綺麗.こんな標高でも草が茂って,花が咲いていたのにはびっくり.

IMG_0554

見上げるとMt. Evans頂上.かなり現実的な距離になってきた.

IMG_0552

さっき見えていた山肌をズバッと引かれた道を駆け上がる.この区間,勾配はキツく,標高も4000mを突破し,いよいよ本気で空気が薄いのを感じる.

IMG_0559

その先は下のようなスイッチバックが無数に続く.

IMG_0570

頂上にはドームがあるらしい..

IMG_0575

Summit Lakeから50分ほど.13時9分にようやくゴール!Idaho Springsから約4時間かかった計算.頭はクラクラ.この空気の薄さでのヒルクライムはさすがにきつかった.

Finish!

頂上手前で抜いていった自転車乗り2名.彼らはここは何度か登ってるらしい.昨日のTrail Ridge Rdと同様,自転車ラックがあるのが笑える.

Bicycle rack at the summit

DSC_0359

高山病,雷,低体温症に注意のサイン.後に知ったが,この高度(14000ft以上)を飛ぶ,与圧が無い飛行機のクルーは,常時酸素を吸う事を義務付けられてる.そんな高度. そりゃクラクラするはず.

IMG_0593

さらに100ftほど岩山を歩いて登ると本当の頂上.14258ft.

Mt. Evans Summit (Elev. 14258 feet above the sea).

北西方向.14000ft越えのサミットがいくつか見える.

DSC_0384

さっき通ってきたSummit Lake.

DSC_0387

南東方向.下からも見えたあのドームはDenver大学の天文台(Mayer-Womble Observatory)でした.

View from the summit

登り途中に写真を撮る余裕は無かったんですが,道沿いにはMountain Goatが沢山いました.のんびり道を渡ってるのが見られて妻は大喜び.

Mountain Goat

帰路は,同僚が「高々度だと空気抵抗が低く,実際それが分かる」と言ってたのを試したく,Summit Lakeまで下ったものの,結果は「全然ワカラン」.Summit Lakeより先は妻の車に回収されて下りました.

念願だったMt. Evansを制覇.これでこの旅のクライマックスも終了.

走行距離: 27mile
平均速度: 7.4mph
心拍(avg/max): 143/156bpm (低すぎるw)
消費カロリ: 1863kcal
獲得標高: 6240ft

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2010年10月10日 (日)

コロラド坂巡り: Trail Ridge Road

2日目(9/2)は,Estes Parkの街からロッキー山脈を越えるヒルクライム.Rockey Mountain National Park内を走るTrail Ridge Roadという道.富士山とほぼ同じ標高まで登ります.実は約10年ほど前に車で越えた事があって,自転車にほとんど乗ってなかった当時は,車から降りて軽く歩くだけで頭がクラクラした記憶あり.

Trail Ridge Road(east)のデータ(The Complete Guide to Climbing(by BIKE)より):

  • 獲得標高: 4,661ft (1,420m)
  • 距離: 18.2mile (29.3km)
  • 勾配 (avg/max): 4.8%/8%
  • Rating: カテゴリ超級〜1級
  • ピーク標高: 12,183ft (3,713m)

コース: http://ridewithgps.com/routes/168626

俯瞰図(北側から見たところ):

Trailridgerdedit2_2

左端のEstes Parkの街からスタート.中央付近から右下にズバッと走るV字谷がありますが,その下側(北側)の山塊に北側から取り付き,スイッチバックで一気に高度を挙げ,稜線に出ます.その後は標高11000ft(約3100m)を越える見晴らしのいい道を走り,最後にピークの12,183ft (3,713m)に到達.少し下ったレストエリア(Trail Ridge Cafe & Store)でゴール.

-*-*-

朝寝坊し朝9時半にEstes Parkのモーテル(Best Western)からスタート.

Estes Park(標高7,522 ft/2,293 m)の小さな市街を抜け, 市街の端でUS36に曲がって,登坂開始.

IMG_0380

しばらくなだらかな登り.正面に目指す山塊が見えてくる.

IMG_0384

上の写真の先に国立公園のゲートあり.私は自転車,妻は車に乗ってたんですが,国立公園の年間パスで同時に通過出来ました.

少し高度を上げ,左側(南側)が開ける見晴らしの良い道が続く.下の写真の中央左寄りの山が,この国立公園内の最高峰,Longs Peak(標高14,259ft/4,346 m).右端の少し尖ってるのが,昨日ハイキングで登ったHallett Peak(標高12713ft/3875m). 

IMG_0392

Hallett Peak.手前のFlattop Mountainも見えている.

IMG_0387

この後,US34が右から合流してくるあたりで,一旦尾根の北側に回り込み,北側斜面をスイッチバックで一気に登って行きます.

スイッチバックを振り返った所.

IMG_0409

尾根に出る少し手前で森林限界に到達.11000ftあたり.

IMG_0417

尾根へ出ると,素晴らしい見晴らし.左右にAlpine Tundraが広がる道.

IMG_0426

"Rock Cut". この先で一旦少し下る.

IMG_0436

この道は最近舗装をやり直したようで,シルクのようなスムーズな乗り心地.見事な景色もあって天上を走っている気分.

Alpine Tundraが広がる稜線を登る緩やかなスイッチバック.

IMG_0441

IMG_0445

いつまでも走っていたいような最高の道でしたが,11:30頃にピークに到達.Estes Parkから2時間弱かかった計算.ピークには標高を示す看板などはなく,事前調べで12,183ft (3,713m).

Trail Ridge Rd Peak

ここから,少し下るとレストエリアがあります(下の写真).

DSC_0156

自転車ラックも備え付けられていて,自転車乗りも結構登って来てます.DenverからEstes Parkまで車で1時間半ほど.こんな近くに,3000-4000m級の山がゴロゴロあって自転車で登れるなんて,コロラドの自転車乗りがちょっと羨ましい.

このまま西側に自転車で下ってろうと思っていたんですが,道路工事をしている様子.西から登って来たサイクリストに聞くと,この先何マイルにも渡って工事の為に路面が酷く,下るのは絶対にやめた方がよいとの事.という訳で,ここで妻に落ちあって,西側へは車で下りました.

走行距離: 25.1mile
平均速度: 8.9mph
心拍(avg/max): 149/171bpm
消費カロリー: 1542kcal
獲得標高: 4639ft (Polar)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月 9日 (土)

コロラド坂巡り: Prologue

8月終わり〜9月初めにかけて,3年ぶりの夏休みが取れ,ずっと行きたかったコロラド州の坂巡りへ.

一番の目的は,Mt. Evans (標高14,264 ft/4,348 m)へ自転車で登る事.

Mt. Evansへ登る道は,あの通称「坂バカ本」で,"the highest paved road in the northwestern hemisphere" (北西半球(?)で最高標高の舗装路),として紹介されてます.あの本を買って以来,訪れるチャンスを窺ってましたが,何しろ家から1000mile以上離れているのと,夏の短い間しか開通してないため,なかなか叶えられずにいました.

また,同じ本によれば,この坂の獲得標高は6,590ft(2,009m).全米4位.1〜3位は全てハワイなので,北米大陸内の49州にに限れば,高度と獲得標高が共にNo.1の,まさに坂のボスキャラ.アメリカに居る間に是非とも仕留めておかねばなりますまい.

カリフォルニアで,頂上が10000ft級の坂は沢山登ってきましたが,今回はそのほぼ1.5倍の標高.富士山がいままで登った最高標高で,日頃ほぼ海抜ゼロメートルに住んでいるという私には,いきなり登るのはちょっと無謀.2日間,Rocky Mountain National Parkで高地に体を慣らし,3日目に挑戦する事にします.

こんな予定:

1日目(9/1): Hallett Peak(標高12,713ft/3,874m) (ハイキング)
2日目(9/2): Trail Ridge Road (標高. 12,183ft/3,713m).
3日目(9/3): Mt. Evans (標高14,264 ft/4,348 m).
4日目(9/4): Independence Pass (標高12,095ft/3687m).

約3週後に控えていた,Everest Challengeも10000ft級の坂が目白押しなので,少しはその練習にもなるかも..

8/30の早朝にベイエリアを発ち,I-80をひたすら東へ.途中Salt Lake Cityあたりで1泊し,1日半後にRockey Mountain National Parkの玄関,Estes Parkという町に到着.

怒濤の4日間がはじまります..

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月 7日 (木)

Death Ride 2010完走ジャージ

届きました.  もうあれから3ヶ月近いんですね.

パッケージを開け,しばし無言の妻と私.

Death Ride 2010, Five Pass Finisher Jerseys

すごいデザイン..

申し込み時に見てたはずですが,妻の完走の興奮で理性が働いて無かったらしい.

やっちゃった感は否めませんが,ま,そのうち見慣れる/着慣れるでしょう(笑).

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年10月 4日 (月)

Everest Challenge: Day2

(準備編はココ, Day1はココ

朝4:15am起床.あまり深く眠れなかったものの,足の疲れは残って無い.

今日のスタート地点は,Bishopから南へ車で20分ほど行ったBig Pine.Hwy160とDeath Valley Rdの交差点を起点に,放射状に3つ登りをこなすというコース.

5:45amにはスタート地点に到着.外は寒いので,自転車を組んだら車内で時間まで待機.

10分前にスタートラインに向かうと,Race DirectorのStevenさんをはじめ,沢山の方に「ホイールが見つかって良かったね」と声がかかる.

Publicカテゴリは昨日より明らかに人が減っている.昨日,DNFした人や,今日はDNSにした人がいるんだろうな..

さて今日は何人生き残れますか.

2nd day start

昨日の朝よりさらに寒く,震えながらスタートを待つ.

いよいよ6:20am. 

"Riders Ready"

そしてスタート.

走り始めても足のだるさは無く,さら足のよう.でも心拍が全然上がらず140bpm台.やっぱり体は疲れてるらしい.

約3mileの平地をのんびりと走り,US395からCrowker Rdに入ったところで体も温まり,ウィンドブレーカーを脱ぐ.いよいよ登坂開始.

1st Climb: Glacier Lodge Rd

 

獲得標高3900ft(1188m), 9mile(14.5km), 頂上標高 7800ft(2377m)

坂を登り始めても残念ながら心拍は上がらず.150bpm台で息が切れる.ダメだこりゃ.

最初は6名ほどの先頭集団に付いていたが,だんだんと苦しくなり,九十九折りの急勾配のところで千切れた.

Out of sight, out of mind. 後は一人旅.

時折,レーシングカテゴリのレーサが脇を抜いていく.マイヨジョーヌならぬ,Everest Challengeジャージを華麗に着こなしてるのは,Publicの10分後に出たWomen集団の先頭ライダー.Women Pro/1/2のStage 1リーダらしい. "Good job!"とか声をかけながら,軽やかに抜いていく彼女達にスピードが合うはずもなく,追っかける気も起きない(アメリカでは自転車で誰かを抜く際,何かしら挨拶して抜いていくことが多いが,こういう場合の"Good job!"は何かちょっと凹む).

昨日に比べて,出力がどれくらい下がってるのか分からないが,こんな心拍数でcutoffをクリアできるのか,ちと心配になってくる.

8:00に頂上到達.目標よりは12分早い.意外とスピードは出ていたらしい.食べられる間にと,ジェルx2, バナナx2を食べ,急いで一気に下り.

Big Pineからスタート地点に戻る平坦区間では,MTB"改"に乗ったオジサンを引っ張って22mph巡航.足はすこぶる好調.

スタート地点に戻ったのが8:30am. 5分貯金が増え,目標より17分早い.停車する事も無く,そのまま2つめの登りへ.

2nd
Climb: Death Valley Rd

獲得標高2600ft(792m), 8.5mile(13.7km), 頂上標高 6545ft(1995m)

2日間の6つの登りのうち,一番易しい登り.コンスタントに続く5%程度の緩い坂.

足取りは軽く,予想より1-2mph速く走れる.これで一気にタイムに余裕が出るはず.

そこでも,レーシングカテゴリのライダーに"Good job!"と言われながらバンバン抜かれ行く.それはイヤミですか? さっき引いたMTB改のオジサンまで,私の肩をパンパンと叩いて抜いていった.「さっきはサンキュー」という意味なのか? オジサン強いじゃないですか.. だったら引いてくれても良かったのに.

Eastern SierraとOwens Valley.茫漠とした砂漠の景色はいつまで見ていても飽きない.

Easter Sierra View from Owens Valley

9:40amに頂上の折り返し点到達.目標より33分早い.ここのcutoffは11:30amなので,まだまだ余裕十分.

Waucoba Canyon Aid Station (top of the 2nd climb of the 2nd day)

下って再びスタート地点を通過.10amちょうど.目標との差33分は変わらず.

IMG_0832

車にオニギリなど置いてあったが,食べる気が起きず,トイレだけ済ませて,最後の登りへと出発.

3rd Climb: White Mountain

獲得標高6160ft(1878m), 21mile(33.8km), 頂上標高 10100ft(3082m)

2日間で最も長く,厳しい登りの始まり.でも足も十分残ってるし,時間も余裕十分.大きく崩れなければ完走出来るはず.

CA168

Hwy160でOwens Valleyを脱出.7-8%の登りが延々と続く.

IMG_0843

日陰なんてどこにも無い.まだ午前中だというのに,太陽にジリジリと焼かれ,暑いことこの上ない.とにかく大量に飲み続けて耐えるのみ.

IMG_0844

標高6000ftのエイドステーションを過ぎ,標高7500ftあたりでHwy160を離れ,White Mountain Rdへ.

標高7750ft.ゴールまでの最後のエイドステーションに到着.

White Mtn Aid Station (elev. 8000ft)

ここでバナナとジェルを摂って走り出したら,ついに吐き気に襲われる.ダブルセンチュリーで「走りながら吐いた」という話しを聞いた事があるが,それをやりそうになった.水だけでなく,塩分も大量に摂っているが,そろそろ胃も限界か.

計算ではここから頂上まで平均斜度5%. 楽勝と思ったら,なんと下っとる!

6月にここを走った時の事をようやく思い出した.ここから先は,しばらく登ったり下ったりした後,一気に急勾配で登るんだった.うへぇ.

標高8000ft〜9000ftは九十九折りの連続.10%,15%はアタリマエ.時々18%という暴力的な勾配も.ヨロヨロと4mphくらいしか出やしない.これが噂に聞いていた「最後の最後に一番キツイ坂がある」というあれか.

標高9200ftあたりで,Eastern Sierraが見渡せる西斜面へと到達.ここから勾配が弱まってた記憶が... というのは都合のいい幻想.引き続きの急斜面.気持ち悪さに耐えつつ,景色を眺めて気を紛らわせながら登ることさらに20分.

路肩にいたギャラリーから"200 meters to go!"の声.やっと終わる...

坂を登り切ると前方にFinish Lineの白線あり.

ゴール計測係の方の"sprint!"の声にはっとして,ちょろっと加速してしてゴール.

Finish Lineを振り返った所.ついにゴール.嬉しい〜.13:10頃の事でした(cutoffは15:30)

Finish Line (2nd day)

ゴールの先を少し下ったところに頂上エイドステーション.

Finish Aid Station

ここでも,レースディレクター氏に遭遇.完走メダルを手渡してもらった.右手に持ってるのが完走メダル.一日目のメカトラブルの印象があまりに強烈で,二日目は何かあっという間でした.

I DID IT!

40分ほどエイドステーションで休息.まだ気持ち悪さが残ってるので,スープ,コーラなぞを飲んで,下りのためのエネルギーを蓄える.その間,Cat3の表彰式などをやっていた(Pro/1/2などの表彰式はとっくに終わってたんでしょう).

Cat3優勝者に小切手を渡すレースディレクター.

IMG_0853

ちなみに完走メダルはこんなやつです.縁取りのチェーンはSRAMだった.

Finisher Medal

「完走ジャージ」はなく,「参加者ジャージ」ですが,こんなデザイン.赤玉ジャージの赤玉の中に,自転車に乗ったMountain Goatが描かれてます.

IMG_0862

そして私の結果は:

Stage1: 9時間34分57秒
Stage2: 6時間48分54秒
Total:  16時間23分51秒

最も恐れていたカットオフ時間は,結局あまり問題ではなく(両日とも最後は2時間前後余裕があった),最大のピンチは予想外のスポーク切れ.本番で切れるとはなぁ.

しかし,完走率(下記の表)を見てちょっと怖くなる.特に私のカテゴリ(Public Men)の完走率は42%しかない!これは事前に知らなくてよかった.こんな完走率の低いイベントはいまだかつて無い経験.

また,時間的には「余裕十分で完走した」と思っていたけど,完走者全体(229名)で,私より遅い人はたったの31名.完走者グループの後ろから数えて15%ほどの所にいた訳です.. そう考えるとヒヤっとします.

ちなみに,全カテゴリのトップは10時間02分35秒.もはや想像を絶する世界.

Everest Challenge 2010 完走率
Category 出走 Stage1完走 Stage1&2 完走
Public Men 43名 26名
(完走率60%)
18名
(完走率42%)
8位
全カテゴリ 357名 274名
(完走率77%)
229名
(完走率64%)
198位

兎にも角にも,メカニカルトラブルにも関わらず,いろんな人に助けられ,Everest Challengeを完走!嬉しいです.

走行距離: 85mile (137km)
平均時速: 11.0mph (17.7km/h)
心拍(avg/max): 137/157bpm
消費カロリー: 3616kcal
獲得標高: 12060ft(3676m) [Polar], 12961ft(3950m)[Garmin]


| | コメント (6) | トラックバック (0)

Everest Challenge: Day1

(準備編はココ)

第一日目.

朝5時過ぎに起床.妻がモーテルで作ってくれたオニギリとバナナを食べて外へ.

気温はおそらく10℃ほど.寒いが,昼間は35℃以上に達する予報なので,レッグウォーマーは無し.アームウォーマーと薄いウィンドブレーカーだけを持って出発.

自転車を車に積み,Bishopのモーテルから10分ほどのMillpond Park(elev 4425ft, 1348m)へ到着したのは6時.私が走るPublicカテゴリのスタートまで20分しかない.

自転車を組んでスタート地点へ.まだ夜明け前.ほぼ満月の月が快晴のEastern Sierraの空にぽっかりと浮かんでます.

1st day start

5 miuntes! の声.Publicの出走者がスタートラインに集合.思ったより人数は多い.後で知ったが,Public Menカテゴリは43名出走(Public Womenは5名).さて何人が生き残るのか.

6:20amちょうどにスタート.空気は冷たく,指切りグローブの指先の感覚が消えて行く..

最初の11mileほどはほぼ平坦.先を急ぎたいが,みんな抑え気味なのか,あまりスピードが伸びない.途中から一人が飛び出し,私が残りのグループを引く羽目になって,そのまま1つ目の登りに突入.

1st Climb: Rock Creek Rd

獲得標高5825ft(1775m), 22mile(35.4km), 頂上標高 10205ft(3110m)

ここから頂上までは,Death Ride前の練習で,妻と友人のYokoさんと登った事のあるコース.Paradiseと名のついた小さな住宅街を越え,Eastern Sierraの壮大な裾野の砂漠を走る素晴らしい道.

写真を撮ってる余裕はなかったので,しばらくはDeath Ride前に走った時の写真で..

IMG_4588

(Death Ride練習時の写真)

IMG_4593

(Death Ride練習時の写真)

「とにかく水を飲め」と言われていたので,最低1時間にボトル1本は空けるペースで飲み,ジェルも1時間1つのペースで流し込み.

スタートから約1h50m. ほぼ中間地点のTom's Place(標高7100ft)を越えて,Upper Rock Creek Rdへ.ここにあった最初のAid Stationは,走ったまま空のボトルを渡し,新しいボトルと交換してそのまま通過.

US395

(Death Ride練習時の写真)

標高10,000ft(3038m)を越え,頂上手前1マイルあたり,少し勾配が弱まるところになって,後輪が一定の間隔で"シャッ, シャッ"と音を立てている事に気付く.

どうせ落ち葉でも挟まってるんだろう,と思って,足の間から後輪を覗くと,後輪が波打ってます.しかもかなりグニャグニャと.

事態がつかめず,「クイックが緩んで車輪が斜めになったか?」

などと呑気な事を考えていたが,

「まさか,スポーク折れ?」

という最悪の事態の可能性がある事に気付く.

そういえば,Tom's Placeの先で「カンッ!」という金属音を聞いたのを思い出した... あの時はギアに何か引っかったんだとばかり思ってたが.

とりあえず頂上まで行ってから調べよう,と,そのままで走り切って,頂上のAid Station到着.9:30am(Cutoff: 11:15am).

慌ててバイクを降りて,後輪観察.

この日はMavicのキシリウムSLを履いてましたが,スプロケ側に1本だけある赤いスポークが,ハブ側の根本から綺麗に折れてます.うわぁ.

折れた前後のスポークを緩めて振れを取れればいいんですが,キシリウムSLのニップルは特殊で,ニップル回しが無い.そもそもそんな後輪で残り23,000ftの登りと,170mileを走りきれるのかどうかも分からない.

レストストップのボランティアに状況を説明.どこかのSAGカーに予備の後輪が無いか聞いてみたが「あるかどうかも分からない..」との事.そもそも連絡の取りようが無い山奥.下ってから探す事に.

下りで折れたスポークが引っかかると危ないので,ボランティアの方がスポークを曲げ,他のスポークにダクトテープで貼り付ける応急処置をしてくれた.

ブレーキリリースを全開にしても,まだブレーキシューに当たるので,ブレーキワイヤを緩めて完全オープンに.

「落ち着け,落ち着け」と自分に言い聞かせ,ジェルx2, バナナx2の補給を取って,ボトルを満タンに.トイレも済ませて,再出発.

ここから22mile, 後輪ブレーキ無しの急勾配の下り.怖いったらありゃしない.もしも前輪のワイヤが飛んだら... なんて考えると恐ろしい.タイムロスもしたので,急ぎたいけど,でも急げない..

「後輪の予備なんてあるんだろうか?」

「それ以前に下り切るまで持つんだろうか?」

「これでDNFか?」

いろんな心配ばかりがよぎり,弱気になってくる.

長い長い,直線の下り.40mphくらい出てる中,足の間から覗くと,後輪が狂ったように暴れてます.

それを見ていると,ふと冷静に.

スタート前は「初日を完走出来れば十分」と思っていたはずの自分が,本当はいかに完走を望んでいたのかを思い知る.

そして急に「絶対に,完走してやる.絶対に」と妙な闘志全開モードに.

Tom's Placeでは,レストストップのボランティア,チームサポートのギャラリーが居る度に止まり,事情を説明し,後輪の予備があれば貸して欲しいとお願い.でもどこにも後輪の予備なんて無い.

何人にも聞き回っていると,たまたま昨晩のRider's Meetingで見たRace Director氏(Stevenさん)に遭遇.「明日のスタートになら,ホイールを用意して持って行けるかも」という温かいお言葉.そのようにお願いして,「とりあえず今日はこのホイールでなんとか頑張ってみます」,と言って再スタート.

Paradiseへ下る途中,1ヶ所,短い登り区間があり,そこを登っていると,後輪から再び,"シャッ, シャッ"とイヤな音が.. ブレーキはもう全開のはずなのに.

停まって見ると,ブレーキシューには当たってないけど,なんとフレーム(シートスティ付け根)に微かに当たり始めてます.フレームに当たったタイヤのサイドウォールも少し削れてる.

このまま走り続ければ,フレームが削れてダメになるかも.それ以前に,本当にロックしてしまって動けなくなるか,最悪なら後輪タイヤのバーストか.

もはや「たかがメインカメラがやられただけだ!」(by アムロ)の境地(笑).

走れるところまで走るのみ.

さらにParadiseまで下って,平地をぶっ飛ばして走っていると,"Bishopまで車で戻って,自転車屋を見つけてホイールを買えないか?” と思いつた.路肩に自転車を止め,Bishopにいる妻に電話.

「えーっ!」と驚く妻に「Bishopの自転車屋に片っ端から電話して,ロードの後輪ホイールが無いか聞いて欲しい.シマノ10速で」とお願い.

そうこうするうち,今日の2つ目の登り.Pine Creek Rdの交差点に到着.沢山のチームサポートの車,テントが並んでます.

ここでも,片っ端から事情を話し,予備の後輪があれば貸して欲しいと聞き回ります..

2nd Climb: Rock Creek Rd

獲得標高3000ft(914m), 8mile(12.9km), 頂上標高 7225ft(2263m)

さっき頂上にいたボランティアの人が降りてきていて「まだ見つからないの?」と心配そう.10件以上聞き回り,「もう本当にダメかも」と思い始めた頃,再び先ほどのレースディレクター氏に遭遇.

「フレームに当たり始めていて,今日も走りきれない感じ」

というと,周りに予備ホイールが無いか聞き回って下さった.

そしてついに,ついに,「明日朝帰ってしまうので,今日だけなら貸せる」という方が見つかった!

この方.Dennisさん.神様です.

Dennis -- My hero. Lend me his rear wheel to replace my broken one

シマノ10速,しかもスプロケは私と同じ11-28Tの山岳仕様.DT Swissのリムを使った軽いホイール.予備じゃなくて,いつも走ってる良いホイールを貸して下さった.

返却の段取りを決め,死ぬほどお礼を言っていたら,「さっさとスタートしろ!レース中だ!」と喝を入れられた.これで,とりあえず今日は完走出来ます(自分がダメにならなければ).

少し走ってから,携帯の電波が届く間にと,妻に電話.状況を聞くと,Bishopの自転車屋は閉まってるか,ロードバイクは置いてない店ばかり.Mammoth Lake (30mileほど北)の自転車屋をいまから電話して探す,との事.

ホイールが見つかることを祈りつつ登坂.気温はグングン上がり,非常に暑かった事,えらく急な長い坂,という事しか覚えてません.

12:00ちょうどにPine Creek RdのSummit到着(Cutoff: 13:45)

下って,一旦スタート地点のMillpond Parkへ戻る途中,路肩に自転車を停め,再び妻に電話.Mammoth Lakeにホイールがあるという嬉しい報告.ただ,車がMillpond Parkにあるので,それをどうやってBishopに居る妻に渡すかが問題.

Millpondへ向かう道:

IMG_0819

時計を見れば,cutoffまで1時間半以上の余裕あり.Bishopまで行って妻を拾い,Millpond Parkへ戻って,妻に車を預け,自分は再スタートすればよい.30分ほどのロスで済むはず.

12:40pm, Millpond到着.自転車を車に一旦仕舞って, Bishopへ急行.

妻を拾い,Millpond Parkへ送ってもらう途中,Mammoth Lakeの自転車屋に何を買うか決めるために電話.Mavicしかないみたい.在庫を聞いてキシリウムエリートに即決.我ながら何という散財っぷり.横では妻が「これ,貸しだかんね!」と言ってます.

1:10pm. きっかり30分のロスで再スタート.これでアクシデントからは100%リカバー.後は自分が完走出来るかどうかだけ.

3rd Climb: South Lake

獲得標高5410ft(1649m), 20.4mile(32.8km), 頂上標高 9835ft(2998m)

再スタートすると暑い.ものすごく暑い.しかも砂漠なので空気はカラカラ.Millpondで満タンにしたボトル2本を空ける勢いで飲み続けます.

South Lakeへ向かう途中のButtermilk RdのAid Stationに到着.5600ft, 13:45 (cutoff 14:50). この先スピードは落ちるばかりなので,このcutoffとの差はちょっと不安.

ここで「ホイール購入完了.いまから帰る」のテキストが携帯に入る.妻に感謝.

South Lakeは6月に遊びに来て登ったことのある道.Hwy168がSouth Lake Rdに分岐するまでの間は,果てしなく先が見通せる,真っ直ぐの長い長い,厳しい登り.

路肩には,あまりの暑さにやられたライダーが死屍累々.チームカーのつくった影の中に寝そべってたり,ハンドルに突っ伏したまま動けなくなっていたり..いつ自分がああなってもおかしくない.

騙しだましやってきた足にも,いよいよ痙攣が.ちょっと変な姿勢を取った瞬間に両もものうち側,という,いまだかつて攣ったことの無い筋肉がクランプ.足を止めると立ちゴケなので,かろうじて回しつつ窮地を脱出.

ようやくSouth Lake Rdとの分岐に到達.あまりにヨロヨロ走ってたのか,コースマーシャルが背中を押してくれた(笑).その一押しが本当に嬉しかったりするくらいへばってます.

South Lake Rdに入って,少し勾配はマシになって,最後のAid Station,Bishop Lodge Aid Stationに到着.15:15(cutoff 17:00). 意外とスピードは出てたようでCutoffとの余裕も十分.ここで初日の完走を確信.

最後の1マイルほどは10%以上の連発.18%というトンデモナイ坂も越えて,16:04頃.ようやくゴール!(cutoff: 18:00).

頂上Aid Stationでは,明日に備え,仰向けになって足を上げた姿勢で10分間.足の乳酸・不廃物を流しておきます.

コースディレクター氏にも会えて,ホイールが確保出来た事を伝えます.また,Millpondに戻る必要はなく,このままBishopへ下っても良い事を確認.

1st day finish

その後,急いでBishopのモーテルに戻り,Dennisさんに会ってホイール返却.なんと,明日のホイールまで,友人に借りて用意して下さっていた事が判明.もう何とお礼を言っていいのやら.

その友人の方(Randyさん)にホイールを返却に行き,妻が買ってくれていたキシリエリートを装着.

思わぬメカトラブルで,すったもんだしましたが,取りあえず1日目を生き残り,2日目へ.

ホイールを貸して下さったDennisさん,その友人のRandyさん,レースディレクターのStevenさん,そして妻には本当に感謝です.Day2を出走する事はもちろん,完走しなければ..

走行距離: 122.1mile (196km)
平均速度: 12.8mph (20.6km/h)
心拍(avg/max): 160bpm/233bpm(?)
消費カロリー: 5872kcal
獲得標高: 13921ft(4243m)[Polar], 15548ft(4739m)[Garmin]

(Day2へ続く).

これが折れたスポーク

IMG_0870

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Everest Challenge: 準備編

Death Ride後の7月中旬,自転車部で集まった飲み会の席のこと..

シーズンも後半に近づき,みんな「来年はXXをやるから,今年中にYYをやる」とか言ってます.XXには「初のアイアンマン完走」とか,「DMD(Devlis Mountain Double)完走」とかが入ります.すごいです.

私は何を血迷ったか「今年のEverest Challengeを走る」とか口走ったらしい.

Everest Challengeは,"The undisputed, hardest 2-day USA Cycling Race & Ride"と言われ,2日間の総獲得標高は,エベレストの標高を超える29,035ft (8850m).Pro/1/2カテゴリも走るUSACの公式レース.Eastern Sierraを走るので,標高も高く,サミットが10000ft(約3000m)級の登りが目白押し.まぁそれは知ってたんですが..

標高差と距離だけでみれば,Death Rideを2日連続で走るのとほぼ同じ.「一晩休んで走ると思えばなんとかなるか?」という甘い考えもあったんですが,家に帰ってよく調べるとcutoffタイムがかなり厳しい.完走は難しそう.

カテゴリ毎に10分おきのwaveスタートになっていて,一番最初にスタートさせてくれる(つまりcutoffまで一番余裕が大きい),"Non-competitive/Public"というカテゴリを選択.Non-competitiveカテゴリなので,レースする訳じゃないのですが,コースはレーシングカテゴリと同じで,タイムも計ってくれます.

以下がコースプロファイル.2日とも3つの長大な登りから成っていて,ほとんど平坦区間は無し.

Day1:

Profile1_2

Day2:

Profile2

両日の3つの登りのデータ:

Day 1: Total 15,465ft (4714m) climb in 122mile (196km)
Climb Summit Elev Elev Gain Distance Avg Grade (max)
Rock Ceek Rd 10,205ft (3,110m) 5,825ft (1,775m) 22mile (35.4km) 5% (12%)
Pine Ceek Rd 7,425ft (2,263m) 3,000ft (914m) 8mile (12.9km) 7% (11%)
South Lake 9,835ft (2,998m) 5,410ft (1,649m) 20.4mile (32.8km) 6% (17.5%)

Day 2: Total 13,570ft (4136m) climb in 86mile (138km)
Climb Summit Elev Elev Gain Distance Avg Grade (max)
Glacier Lodge 7,800ft (2,377m) 3,900ft (1,188m) 9mile (14.5km) 8% (12%)
Death Valley Rd 6,545ft (1995m) 2600ft (792m) 8.5mile (13.7km) 5% (7%)
White Mountain 10,100ft (3082m) 6,160ft (1,878m) 21mile (33.8km) 6% (15%)

赤で書いた3つが,中でもド級の登り.Death Rideの練習やら,レクリエーションで3つとも登ったことがあります.まさかEverest Challengeで登る事になろうとは,その時は思ってませんでしたが.初日の最後のSouth Lakeと,2日目最後のWhite Mountainは,例の坂バカ本でも超級山岳に分類され,100 Most Difficult Road Bike Climbs in the USのカテゴリで,それぞれ16位,7位にランクインしてます.

「ペース配分が肝心.毎日,最後の登りに足を残すこと.特に2日目の最後の登りのために"何か"残しておくこと」

というアドバイスを見つけましたが,ペースを抑えて走ってたらcutoffされてしまう..

過去に完走経験のあるブルベ仲間のKleyにいろいろと相談.この辺りで一番高いMt. Hamilton(標高4200ftほど)の表&裏を2回連続で(つまり表x2, 裏x2)登れば,初日のいい模擬練習になる,との事.この地獄の練習を2回敢行.この他,夏休みの旅行のついでにコロラドのMt Evans(標高4300m)を自転車で登ったりもしたんですが,またそれは別の機会に.

直前の2週間は日本帰国などあって,ほとんど走れてないという不安を抱えたまま,スタート前日の金曜日に現地入り.

チェックイン風景.

Rider registration

すごい数の自転車乗りとその家族達(出走者数はは357名).うちも妻が応援について来てくれました.

Pre-race meeting on Friday night

チェックインの後,パスタディナーがあり,最後に全員参加必須のPre-ride meeting. 見渡す限り,体脂肪率1桁に行きそうなクライマー体型の細い人ばかり.メタボな人なんて誰もいない.

Pre-ride meetingを仕切るレースディレクターのSteven Barnesさん.レース中,いろいろとお世話になろうとは,この時は知る由もなく..

Race director

Meetingでは「クリテのように,ボトルやらジェルの袋を投げ捨てない事!(コースが長すぎて回収不能)」,「Stopサインは止まれ(当たり前だが)」を強調.過去に問題があってレース許可を取るのが大変になっているらしい.そのほか,Rest Stopの補給食・ドリンクの種類,チームカーが入っていい場所(併走は禁止),Feed Zoneの確認などなど.ブルベのpre-rideミーティングとは内容がずいぶん違う.

「完走は無理じゃないかなぁ」,「Day1を生き残れれば十分かなぁ」などと思いつつ,モーテルに戻って,10時頃には就寝.

Day1に続く

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

ハイキング | ヒルクライム | ブルベ | 日常 | 自転車